連絡…


待っちゃいけない。



さっきの出来事は…




夢だったんだと…




あたしは騒ぐ胸を静ませながら、成瀬さんから別にもらった名刺を破ってゴミ箱に捨てた。



名刺の裏に走り書きされた携帯番号とアドレスを見ないまま…



忘れなくちゃ。



あたしは…



こんなことを望んではいないのだから…