「あ~、もうのぼせる」



最初に立ち上がったのは翼先生だった。



みんなが、もうおじさんだから!!と言って、翼先生は本気で落ち込んでいた。




もう空は、オレンジ色がうっすらとしか見えないくらいだった。




北海道へ来て、こうして直の専門学校の仲間達と過ごして、俺はまた最高の思い出ができた。



俺を慕ってくれるたっくんとも、一生の付き合いになるだろうけど、この仲間ともきっと長い付き合いになる。




直の友達として出会ったけど、今では俺の大事な仲間。




ちょっとシャイなタカ。


ムードメーカーの真崎君。


案外3枚目な要君。


そして、俺と同じように教え子に恋をした翼先生。






楽しい旅。



最高の時間。




なぁ、直。



つくづく、俺はお前と結婚して良かったって思うよ。





―先生目線END―