「きっと男風呂でも同じ会話だよね。俺らの彼女、イイ女だよな~みたいな」


「そうそう!!で、新垣先生が“直が一番だけど”とか言ってそう!!」


「はははは。そうだね。絶対言ってる。それで、テルがスネてる!」



私はみんなの話を黙って聞きながら、心の中でニンマリしていた。


そうだね。

きっと先生は、恥ずかしがることなくみんなの前で私を褒めてくれる。



先生は惜しみなく愛をくれる人だから。




「いいなぁ、直。うらやましくなっちゃう」


「美穂だって、タカとラブラブなのに!!」




隣の男子風呂の壁を見つめながら、私達4人は友情を深めつつ、愛する人を想った。