彼の腕の中で気絶寸前の私の顎に彼の指がかかり顔を持ち上げられた。


情熱的な彼の顔。


本当に燃えてるんじゃないかってくらい瞳がギラギラ光ってる。




「なんか怖いんですけど...。」


「火をつけたのは芽衣ちゃんだろ?」



そんなこと言われても私何もしてないでしょう?




「逃げられないよ。」



「逃げるって?」



「もう芽衣ちゃんは俺のもの。」



「意味がわかりません。」



「これからゆっくり教えてあげる。」



「なんか...それって...」



「なに?」



「何でもありません。」










続く会話はエンドレス。












「これからもよろしくね。」



チュッと音を立てて頬にキスをする嶋田さん。


真っ赤な顔を隠すようにして彼の広い胸に顔をうずめた。











-fin-