…………






ジリリリリリリリリリ!!





「……おい!!直、時間やばい!!」





ん??


あれ?



また夢??






「んぁ?せんせ、今……夢見てた」




「どんな夢?」





目覚まし時計の時間を1時間間違えて設定してしまった私を責めたりしない。



優しい旦那様。




「先生がね、ラベンダー畑にいて隣にかわいい男の子がいるの。それでね、その子がママ~!って私に向かって手を振るの」



「それ、俺と直の子供ってこと?すごい!!いい夢見たな。俺達の子供は男の子なのかも知れないな」





寝ぼけながら先生を見つめる私。



先生は手際良く私のパジャマのボタンを外す。






この人、私の旦那様。


高校の体育の先生、新垣和人。




私が高校時代に、恋しちゃった相手。