「ファイキだ手配しろ。」



そう言い放った俺は
静かに電話を切った。




目を腫らしたミナミを
学校まで送った俺は



自分の学校には向かわず奴らの元へ向かった。




俺が着くころには
両者とも顔を合わせていて妙な雰囲気が漂っていた。




「アカギ」



俺の低い声は

その場にいた奴ら
全ての視線を集める。