わけの分からない私は

恐怖と混乱で
コースケを振り払う事すら出来ない。





「じゃあ行こっか!!」



そう言いニッコリ笑う
コイツ




過去の恐怖がリターン
してくる私は抵抗何か
出来なくて




きっとあの時のように
ジンさんが助けに来てくれるかも…


そんなしょうもない感情が湧き出た。






でも現実はそんなに
甘くないんだ…。




しょせん人間なんて
しょうもない生き物



信じる事なんて感情なんて不必要。




私は何もする事なく
コースケの車に乗せられた、