『明日遊びに行こうよっ!!』







そう言い出したのはもちろん翔だった。







一緒に帰るのも慣れてきて、それと同時に私の心にも変化がでてきた。なんていうか…、今までは翔が待ってたりするのが嫌だったりしたんだけど、今はそうじゃなくて…。んー…、なんて言えばいいかな……。







「ズバリ、恋でしょ」





「こ、恋っ!!??」






人差し指をピンッと立て、顔を寄せてくる依子。予想外の言葉に私は呆気をとられた。







「まっさか…、小学生に恋するとかありえないでしょ」







「んー…、まあ聞いたコトはないね」





ズバッという依子の言葉に、少しだけダメージをくらった。確かにね、私も聞いたコトがない。







「実際、いくつ離れてるの??」






「えっと………、六つかな??」