「遅れて、ごめんね…?」



「あぁ、いいよ」



「でも…っ」



「心配し過ぎ。

それより渡部蒼と進展したってことでしょ?

そっちのが気になるんだけど」





進展したっていうのかな?



でも進展したよね!



喋れたんだもんっ!





「おーい、萌?」



「あのねっ 碧くんがそのっ

…話しかけてくれてね?

……で、なんかそんな感じ…?」



「全然説明になってない」



「と、…とりあえず碧くんのおかげなんだぁ……」



「そう、よかったね」



「うんっ!」





本当に碧くんには感謝っ



碧くんがいなかったら私は、蒼くんと話すことなんて出来なかったんだもん。



夏休みに入る前に蒼くんと喋れるなんてもう~



嬉し過ぎて今夜は寝れなそうっ