「さみぃ…」



私が起きた事で毛布がずれ、あいつは布団を引っ張ると首まで潜り込んだ。



「……動けないんだけど」

「動かなければいい」



んな……無茶苦茶な…



静かにしてるとすぐ隣で寝息が聞こえ始め、ますます動けなくなった。



奴の顔が近くにある。


こんなまじまじと見たの久しぶりかも。



そのまま気付いたら私も瞼を閉じて寝てしまった。