「イズミ君何だったんだろーね?比奈?」



セリがこっちを向いて話す。



「うん……」



この空気……


私もイズミ君見たいに颯爽と逃げ出したい。



「恋也先輩!ソウタ先輩こんにちわ!」



ひいいぃぃーーー!!!


セリってばこの空気が読めないの!?


気軽に話し掛けて…



「セリちゃんこんにちわ」
「うっす…」



え???


あれ?ソウタ先輩ふつーだ。



顔をあげるとソウタ先輩はいつもの表情に戻っていた。



「体育見たよ〜比奈ちゃん華麗なる逃げだったね」



さっきの事なんかなかった用にソウタ先輩は笑った。


「頑張ったご褒美」



そう言って今日2個目の飴玉。



隣でセリも欲しいーと言うとソウタ君はポケットから取り出した。