「ココちゃんやっぱり生まれ持ったものがあるんだね~」

撮影初日を終え、スタッフと囲む夕食のテーブル

風景写真を主とする北斗だが、今回は、ココの参加もあり、いつもよりスタッフの数が多い

ココは北斗のアシスタントの近藤さんの言葉にきょとんとする

「北斗さんのレンズ意識しないで、本当に自然だったよ? 楽園を切り取るって簡単じゃないんだ 自然が魅せる一瞬を見逃さないように何時間も粘るからね・・ その自然に溶け込むってやろうと思ってできることじゃないからさ・・」

近藤さんが熱く語っていると

「はぁ・・・・まぁ・・語るね~」

と北斗さんが会話に加わってきた

「でも、ココちゃん、本当に今回はありがとうね! 明日は洞窟のショットだけの参加だから、お昼前にはココちゃんはあがっていいからさ、何もない島だけど、夕方までゆっくりしてきていいよ? レンタサイクルでもして、島の散策してもいいし・・ あっでも、まだ撮影のこってるから、日焼けだけは気をつけて」

「え? 明日自由時間なんですか?」

北斗の言葉にココのテンションが一気にあがる

「そうだよ? でも、夜明け前からの撮影だから、今夜はもう休んだほうがいいかな 」

北斗の言葉に素直に頷いたココは

「わかりました! そうさせて頂きます 」

と立ち上がり

「皆さん、お先に失礼します おやすみなさい」

とスタッフに一礼し部屋に戻って行った

ココのその姿に

「うわ~ しつけがなってるね~」

と感心するスタッフ