駐輪場までたどり着きチェーンを外してあいつの所まで急いでペダルを踏み込む。



もー1分なんて無理!!!



無茶苦茶ばっかりなんだから!



従っちゃう私も私だけど…


途中までこいでた私の足が止まってブレーキをかけた。



あいつの周りに何人か女子がいる。



あそこまで行きたくないな…



自転車から降りてトボトボ歩き出した。



着くまでにいなくならないかな…


あーゆーの苦手なんだよね。


あいつの元まで後少し。



女の子達のキャピキャピ声が聞こえる。



あぁ……なんだ


あいつあんな風に笑ったり出来るんじゃん。


私にはあまり見せない笑顔。


あの人達には笑えるんだ。

笑う事出来るんぢゃん


なんか少しだけ心がズキンと痛んだ。