ケータイ小説 野いちご

旦那様は社長


ーー翌日。


あたしは社長よりも早く起きていつも通り朝食を作り、7時半にマンションを出た。


結局昨日は一睡もできず、不安で、ただ社長にしがみつくことしかできなかった。


眠っている時もしっかりあたしを抱きしめて離さない社長。


“愛されてる”


それはあたしも全身で感じてる。


だけど『大河くんは社長の子供かもしれない』

その可能性がある限り、不安は消えない。


どうしてあたしの心はこんなにも脆いんだろう。


どうして全力で社長を信じてあげられないんだろう。


今のあたしは、社長に愛される資格があるのかな……。



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