「きゃはは!!まぢコースケさん最高っス!!」



「さすがっスねぇ!!」



“コースケ”


その名前に私の肩が
ピクリと反応した。



コースケなんて名前は
いくらでもいる、



そう思った。



次の瞬間までは…



「俺をなめんなよ?」



この声


この喋り方


アイツが帰って来ている。



そう思った私は


その場から動けなくなった。



金縛りにあったかのような感覚



足に根っこでも生えたのか、