ケータイ小説 野いちご

君の隣~サッカーボールを追いかけて~

たぶん私の顔も、赤くなってると思う。


「修斗」


「ん?」


「今度の試合も勝とうね」


「総体制覇まで負けるつもりはないから」


「期待してる」


広い背中に呟く。


それから家まで、お互い無言だった。


嫌な空気ではなかった。


むしろ落ち着くくらい。


好きだよ、修斗。


修斗は私のこと好き?


少しだけ期待してもいいかな?


だってね、手をつないだとき。


優しく、でもぎゅってちゃんと握り返してくれたから。

< 75/ 660 >