「仕方がないよ またチャレンジすればいいじゃん」


花音が言う。



「あ~あ・・・・行きたかったのに・・・」


がっかりと肩を落とす里衣子を慰める。



これで里衣子の熱が冷めちゃって再びホストのレイジさんの方に行ってしまわないか心配・・。



カイトさんに高校生だってばれちゃったからもう「SION」へは行けないし・・・。



それを里衣子に言ったらカイトさんに会った事が分かっちゃうし・・・。




放課後になってもまだ落ち込んでいる里衣子をマックに誘う。



「今日はあたしがおごるから好きなの食べなよ」


「ほんとっ!?ラッキー」


花音の言葉に里衣子は喜んだ。