in 公園 Time 放課後

「あー、なんか久々じゃんね。」アタシはブランコに座って軽くこいだ。

「お前はいつまでたってもガキだな。」

「う、うるさあいッ!」アタシは頬を膨らせながら圭を睨む。

「でさ、何を悩んでたわけ?」

「えッ?!あ・・・。」いつも圭は悩んでるときとか相談に乗ってくれる。

「あ、あのね・・・。2週間前、圭と喧嘩した次の日Wデートに行ったじゃん?」下を向いてぽつぽつ説明する。

「俺、そこまで怒ってないから。」

「嫌、そーじゃなくてね??」

圭と喧嘩するのはいつものことだからすぐ仲直りしたんだけどさあ・・・。

「あたしね・・・、その、こ・・・告白されたの・・・。」

「・・・・。」

「でね、びっくりしてね、話どころか目も合わなくてさ。」あ、何か話してて悲しくなってきた。

「で、何?好きなわけ?」

「いやあ、友達としては好きだけど・・・。うん。」アタシ自身もわかんないんだよね。

「・・・・。」

「圭?話聞いてる??」アタシは圭の顔を見た。圭は、険しい顔をしていた。

「け・・・い・・・??わっ!!」アタシは圭に抱かれていた。

「2週間前に言ったことわかんなかったわけ?」

に・・・2週間前??
圭と喧嘩したあの時の言葉・・・??

『何だよ、この鈍感女!俺はお前と一緒にいるころから・・・ッ!!』

「あー・・・あれ・・・何が言いたかったの??」

圭は、アタシの発言にびっくりして深いため息をついた。

「本当に、鈍感・・・。俺は、ずっと前から・・・ッ!」そう言いかけたとき。

「牧山ッ!」岡崎が現れた。

「お・・・岡崎・・・??」アタシはびっくり。岡崎こっち方面じゃないよね?帰り道。