ケータイ小説 野いちご

【短編】生きる理由 ~プレステージNOA~


「ねんしゃ? て、何?」



「……確か、頭に浮かんだ画像を、こう言う写真用の印画紙に、自分の念の力で焼きつけること、らしい」



「……」



 相変わらず

 常識外だな……。



 イズルはいったい、幾つの能力を持っているんだろう?



 ずっと昔に、16歳の鈴野香奈の、こんなに鮮明な画像が頭に浮かび、写真にまで残しているなんて……。



「――エサンダゥカシェ」



「えっ!? ……エサン、ダ?」



 何だ?



 そのカミそうな言葉?



「エサンダゥカシェ、【3番目の鍵】を持つ少女、だって言っていた」



 【3番目の鍵】を

 持つ少女?



「……いったい何の鍵を?」



「わからない、でも、彼女に会う前に、その存在は全てに知らされると、兄さんは言っていた」



 全てに香奈のことが知らされる?



 何のために?

 どうやって?



 本当に

 わからないことだらけだ。





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