「ねえ」 彼はもう一度言う。 「好き?」 私は小さく呟く。 「好き」 そう言うと、彼は穏やかに微笑んだ。 そして、唇にキスを軽く落とすと そのまま首筋に滑らせた。 彼の冷たい唇が触れたところを熱くする。 「じゃあさ」 彼はそっと牙を剥く。 「僕が君を殺しても、 愛してくれる?」