「まさか惚れたのか?」
「あは、ちょっとね。
……でも、あの様子だとしばらく近寄れないだろうな。
警戒されそう」
「身から出た錆だろうよ」
「いや、そうじゃなくて……ジューローがね」
「?」
拓海は、軽く舌打ちした。
「あいつ見かけによらず、結構独占欲強いから……」
ケータイ小説 野いちご
“俺様”大家の王国
< 81/
534 >
「まさか惚れたのか?」
「あは、ちょっとね。
……でも、あの様子だとしばらく近寄れないだろうな。
警戒されそう」
「身から出た錆だろうよ」
「いや、そうじゃなくて……ジューローがね」
「?」
拓海は、軽く舌打ちした。
「あいつ見かけによらず、結構独占欲強いから……」