私が初めて意識したのは、
ぺルーで起こった、日本人人質事件。
あの事件の時、誰かから、
「日本人が思っている
 “平和”という概念が、
 他の国の人に通じるとは
 限らない」
と言われた。

日本人が思い描く「平和」は、
「戦いがなく、平穏な状態」。
でも、他の国では、
「平和」を手に入れるために
戦うこともある。
そのためには、
手段は問わない。
たとえ多くの人が
傷つき倒れたとしても。
いつか、
誰かがやらなければ、
いけないこと。
そう思っている間は、
戦いがなくなることは、
決してない。