「って…
こんなのんきにしてる場合かっ!」


沙弥の突然のツッコミに、
3人はびくっとした。


「さっさと必要なもの取り出して!
さっさと隠れるよ!」


つかの間の日常は、
あっという間に終わってしまった。


そして4人は慌てつつも、
必要なものをポケットに詰め終えた。


「俺と白川、隼と岬で別れて隠れよう。」


木本の提案にすぐさま3人は同意し、


4人は教室から静かに出て、鍵を閉めた。


いよいよ、本格的に【かくれんぼ】が始まる―――………。


4人は無事に再会できるのだろうか―――………。