ケータイ小説 野いちご

ターニングポイント

待ち合わせの駅に着き、電車を降りてホームの時計を見ると、3時2分前。


ギリギリセーフ。


広い構内の階段を上り下りし、改札を出て陶子さんの姿を探していると、突然後ろから左腕を取られた。


驚いて見ると、陶子さんが腕を組んで歩き出しながら言った。


「遅刻」


え、間に合ったはず、と携帯で時間を確かめようとすると、それを待たずに続けて言われた。


「約束の時間の10分前には着いてなきゃ。女を待たせたらダメよ」


横目で睨まれた。


美人の怒った顔は結構迫力がある。




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