『…そろそろ休憩は終わりにしようか。
―――第2の【審査】を始める。』


了解しました、と言って【モトヒラ】はさっといなくなった。


『さぁ、本腰を入れて戦ってもらうよ…』


ゼロの口元が緩む。


『私の大事な…お姫さま。』


クスッと笑うと、
イスから立ち上がり、スーツの襟を整え、
マイクがある机のもとへと歩いていった―――…。