「…【謎解き】?」


水華が尋ねる。


『そう、【謎解き】ですよ。

まぁ、岬さんには簡単すぎるかもしれませんがねぇ…』


(あー…うざいっ!
いちいちあたしの名前を出して…)


沙弥は苛立ちを隠せない。


『…【ある事件】について、君たちに解決してもらいます。』


「事件だと?」


と、木本は聞き返した。


『そう…

要は、暗号を解いていただく、ということだがね。』