一週間後


この一週間は特に何事もなく普通に過ごしていた


ガラガラ


「失礼します」


「久しぶりだね美代ちゃん」


嫌な予感がしてとてもドキドキしている


「じゃあ検査結果を言うね。
　麗奈ちゃんは膵臓癌だった」


すると驚いた悠真が聞いた


「どのくらい進行しているんですか？」


「手術でとれるかどうかぎりぎりのライン
　しゅづてで来たとしても生存確率は５０％
　手術を受けなければ余命半年でしょう」


頭が真っ白になった


「そんなっ」


お兄ちゃんの泣き顔を初めて見た。


「どうするかはご家族と相談して
　もし手術を受けるのならばもっと大きい病院に紹介状を書くので来てください
　受けないとしても簡単な薬を出すので来てください」


「わかりました。失礼します」


なぜか涙は出てこなかった。


帰り道悠真と話した


「私海斗には話すけど涼たちには言わない」


「美代が決めたならばそうしなさい」


「父さんと母さんには連絡しておくから」


「みんなで話し合おう」


「うん」


お父さんとお母さん、海斗がどんな反応をするか少し怖かった