ケータイ小説 野いちご

甘く掴んで、わがまま。



芽良は優しい。


瞳にだって、あたたかい温度を感じる。

これが、好きってやつ?





……なんて、幸せに浸っていたら。





「ねえ!!ねえ!!笠木くんと原ちゃんが!!抱き合ってる!」



「うわ熱愛報道出さなきゃ!!新聞部どこ?!」


「まって、その前に写真部は?!」





……騒ぎがとんでもないことに。





「……ねえ芽良、」





このままだと、学園全体に熱愛記事を書かれた新聞配られちゃうよ。


そう視線で伝えると。





「……季浦と天草。おまえらに、このあとは任せた」





きぃちゃんと月にグッドサインを送った芽良は。






「椛ちゃん連れ去っちゃうね」







わたしの手を引いて颯爽と教室をあとにした。





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