「今日一緒にいただろうが!!
月乃純白ちゃんだよ!
お前が出会う前から、純白ちゃんを好きだったの俺らだから!」

今日一緒にいた女の子と言えばーー

純白ちゃんしかいないけどーー。

俺ですら、初めて今日出会ったぐらい。
何しろ、学年どころか、学校が違うーー。

あんな綺麗な子が学校にいたら、分からない訳が無かった。

栗色の長い髪。
サラサラのロングヘアー。

顔は小さめなのに、目のパーツは異常に大きくて、美しい。

初めてあった時ーー、初めて女子を知った。


初めて女の子を知った。


だからって恋とかじゃないーー。
むしろ、最初の女の子が純白ちゃんとか、ハードル高すぎてやばい。

「いや、俺とあの子は父さん同士が仲間同士で、俺は今日初めて純白ちゃんに出会ったーー」



好きとか嫌いじゃない。
出会ったばかりの上階級レベル女子は、俺には無理。

つか、相手されるわけない。
だからこいつらが、妬く理由が分からないんだよ。