父さんは厳しいけど
優しかった。

暖かったーー。
いつだって臆病な俺。

俺だって強くなりたい。
「ーー放課後迎えに来るね。
頑張れる??」



小さな君が笑った。
小さな君は、幼い子をあやすみたいに、笑った。

「大丈夫。
ありがとう、ここまで」


そうーーここまでしてくれる女の子はこの先、現れないだろう。



「またね、頑張って!
大雅くん!バイバイ」


君は、、不思議に俺の胸の中を熱くさせた。



俺はいつか強くなってーー


純白ちゃんを守るよ。