だから私はマネージャーになった。


マネージャーとして碧の側にいられる事がとても幸せだった。


碧を支えたくてマネになった。


碧を1番理解しているのは私だという自負があった。


私と碧の信頼関係は絶対的なもので、いつなんどきも碧の助けになれる、と信じて疑わなかった。


バカだよね、私。


この世に“絶対”なんてないのに。


何事もいつかは壊れてしまう。


永遠なものなんてない。


なのに、笑っちゃうよね。


碧を見ていると、たまに苦しくなる。


どんなに仲が良くても、私と碧の間には隠し事がある。


修復はしたものの、まだ埋まりきっていない溝がある。


ただの“仲が良い幼なじみ”とは違うんだ。