ケータイ小説 野いちご

彼の溺愛 致死レベル





はぁ~。



他のゾルックメンバーの
千柳(せんりゅう)と天音(あまね)は


『雪那をめちゃくちゃ甘やかしたいから、
 先に帰るね~』


『りんりんにテレビ電話しちゃおっと。
 お先で~す』


って、
蜜甘幸せオーラ全開で帰っていくし。




俺の目の前で
床に座り込んでいる綺月なんて

マネージャーの雷のことなんて
脳から追い出して

好きな女のメッセを、
キモいニヤつき顔で見ているし。





俺だってな

居残りダンスレッスンなんて
早く切り上げて

みくるが待つ家に
マッハで帰りたいんだよ!



1秒でも長く、みくると一緒にいて


イチゴのストラップを
イヤミ全開でぶちっと引きちぎった
あのムダにイケメンの総長より

俺の方が良い男だって

みくるを洗脳したいんだよ!





みくるの頭の中から、総長を消し去りたくて、
俺は焦ってるのに。


3歳年下なのに
俺より態度がデカい、生意気高校生の前で
仁王立ちしても

怒りの炎ギラギラな目で、睨みつけても


綺月の奴は、
絶対に気づいているはずなのに

完全無視を決め込んでいる。




どんだけ、メンタル強いわけ?


ある意味、尊敬だわ。

マジで。



こうなったら

綺月をダンスでしごき倒して、
1秒でも早く、家に帰ってやる!




< 69/ 350 >