ケータイ小説 野いちご

とある先輩の、歪んだ狂愛。





例え布団の中に手が入ってきたって。

少し首を絞めるように力を加えられたって。


わたしは絶対に泣かない。
こんな人の玩具にはならない。



「ははっ、その顔最っ高」



悪趣味、極悪人、サディスト、サイコパス。

この男には全部の言葉が当てはまる。



「まだこんなのは挨拶だからね涼夏。もっと俺を楽しませてよ」



スッと力は抜けた。


ドキドキと脈打つ心臓は「生きたい」と言っていて。

あのまま首を絞められて殺されちゃうんじゃないかって恐怖を感じていたらしい。



「これはイジメじゃなくイタズラ。覚えといて」



今度はぽんぽんと頭を優しく叩かれる。


イタズラ…?

そんなの勘弁してほしい。



「とりあえず授業戻れば?早退なんて逃げ、許さないよ俺は」


「…最初からそのつもりです」


「そうこなくっちゃね」



この人はわたしを試そうとしているの…?

いや、絶対に違う。
試すとか良心的なものじゃない。











とある先輩の、歪んだイタズラ。




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