ケータイ小説 野いちご

光と闇の歌姫

「いろいろとすまなかった……わしは、幼い頃からイライラするとすぐに物に当たる癖があって……ここまで当たったのは、初めてじゃ……」

短気なことを除けば優しい王様で、王様は深く頭を下げた。



あれから数か月。

シャインとノワールは、並んでソファーに座ってテレビを見ていた。

「……新しい王様もいい人そうだね」

テレビに映っているのは、優しく微笑みながら皆に向かって手を振る新しい王様。あの後、王様が変わることになったのだ。

「……そうだね」

シャインとノワールは、同時に顔を見合わせると微笑んだ。

< 5/ 6 >