ケータイ小説 野いちご

涙、滴り落ちるまで

そう言って、ソルは僕の頭に手を置く。

「……瑠依は、死神の才能がある。だから、自信を持って」

「……」

僕は、ソルの言葉に何も言えないでいた。ソルは、それ以上何も言わずに僕の頭に置いていた手を離すと、にこりと笑う。

「また明日ね」

ソルは、そう言って僕に背を向けて歩き出した。

「……」

……いつか、死神になれて良かった。そう思う日が来るんだろうか。

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