私がまだ呆然としてると...

「おーい、大丈夫?自分のクラス名前言える?」

また天牙くんが話しかけてきた

彼らが何か一つ動く事に女の子たちは叫ぶ
耳が痛くなりそうだ

「あ、もしかして女子たちがうるさかった?

お前ら騒ぎすぎ。この子驚いてるじゃん。
もう少し静かにできない?」

私に話しかけた時と全然違う、怒ってるとも捉えれるような低い声で彼は女の子たちに言った

女の子たちは驚きつつも優しそうな彼が低い声で睨みつけたことに恐怖を感じ、みんな散らばっていった

「ごめんね、これで話せるかな?
でも立ち話もなんだし、俺らの部屋来る?」

俺らの部屋...?

私が首を傾げてると、もう1人も話しかけてきた

「俺らはこの学校でスターと呼ばれてて、
なぜか俺ら専用で先生たちも他生徒も
入れない部屋がある。だからそこで話そ?」

私は本当に色んなことで驚きすぎて、
もう声が出なくなっていた

辛うじて動く首を縦に振るのみ...