私は、湊に声もかけず…自分の教室に戻った。



私のこのイライラを誰か止めてください…

あの女の子達も殴りたいけど…湊も殴っていいかな。



友達のところへ行き、


『今日一緒にご飯食べていい?』

と、

聞くと「喧嘩したの?」と聞かれた…




『よくわからない…』

「そんな事もあるよね」




友達は必死に慰めてくれたけど…逆効果かもしれない。



奏の話をしないでほしい…

更に、イライラが募っていくばかりだった。




せっかく、ママが作ってくれたお弁当も美味しく感じられなかった。




何もかもが湊のせい。