ケータイ小説 野いちご

ライブ配信ー見えない狂気ー

スマイル/ただいま、話終わったかなって帰ってきたけどいけなかった?

あかり/胡桃ちゃん、そう言うことだからまたくるね。


コメントだけじゃ分からない。

相手の心理までは映してくれない。

私が知ってるのは、スマイルと言う名前だけ。

そして、書き込まれたコメントだけが全てだ。

それ以外、私は知らない。


「おかえり、スマイルさん。
また来てねあかりちゃん!!」



そう、結局ーーネットの世界は、上辺だけの世界なんだ。



華やかな世界の裏側は、、



ひどく濁った世界で色褪せて行く。





スマイル/昨日食べたアイスは美味しかった?あそこの新作美味しそうに食べてたね、胡桃ちゃんは。




ーーーーーーえっ?




昨日配信でアイスを食べた。
お気に入りのアイスクリームショップではあるけど、身バレが怖くてショップ名を出さずに、見えない角度で配信をした。



いや、けど、配信を始めたばかりは
周りを気にすることなく、配信をした。

お出かけ配信。
買い物配信。
一緒にお出かけしたみたい、ってリスナーは喜んでくれて

その分、フォロワーは前より増えた。

それが嬉しくて、何回同じことをしたか分からない。



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