ケータイ小説 野いちご

竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~


(ん? 何か聞こえる?)

 しばらく魔獣達が遊んでいるのを眺めていたミレイナは、ふと遠くから物音が聞こえてくるのに気付き、垂れた耳をピンと立てる。

 ほんの僅かな物音だが、何か賑やかな音だ。
 ガヤガヤとした、多くの人が集まっているような、そんな音だった。

[何かしら?]

 じっと一方向を見つめるミレイナに気付き、魔獣達が駆け寄ってきた。

[ミレイナ、どうしたの?]

 エミーユが不思議そうに尋ねる。

[遠くから物音がするなって思ったの]
[物音?]

 魔獣達も、ピンと耳を立てて、耳を澄ます。

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