「え?」


3人とも絶対様に願いを叶えてもらっておいて、今更なにを言い出すんだろう。


不穏な空気を感じて、あたしは咲を見た。


咲は空中を睨みつけている。


「今日の放課後もう1度廃墟に行くよ。それで、全部終わらせてきてやる」


咲は憎しみをぶつけるように、そう呟いたのだった。