俺は小さな深呼吸をしてから言った。


「俺は君とは付き合えないから・・・」


その言葉に城坂さんは驚いた様子で、
昼休みの告白の時と同じようにまた下を向いてしまった。


「・・・・・・」


「なんて言うか・・・
今は彼女を作る気はないって言うか・・・
その・・・悪いけど、ごめん・・・」


「そうですか・・・
じゃあお友達からはじめましょうってことですよね!?」



え・・・



「大丈夫です!恋に障害は付き物です!
ロミオ先輩に私を好きになってもらえるように頑張ります!
というか・・・」



「・・・え?」


「告白してふられたときからそう決意してましたから!」