ケータイ小説 野いちご

お嬢様、今夜も溺愛いたします。



「はぁ……好きすぎてむり……大好きですよ、お嬢様」


「わ、分かりましたから、離れて……っ!」


もう、耳元で囁かないでぇぇぇぇーーー!!


なんか好きとか聞こえるけど、それどころじゃないっーーー!!


「お嬢様の命令です。仕方かありませんね。
ですが離れる代わりに、後でもう一度、抱きしめてもいいですか?」


「んっ……」


だから、耳元はくすぐったいんだってばーーー!!


「そんな甘い声、俺以外に聞かせないでくださいね?」


「わ、分かりましたからっ!!」


もう無理だ。


さっきから黒木さんから放たれてる雰囲気が甘すぎて、全身が熱い……


もう、頭ショートしそう……


「あとでハグするのも?」


「わ、分かりました……って、えっ!?」


「言質は、ちゃんと取りましたからね?」



そっと体を離して覗き込んできたその表情は、嬉しさがビシバシと伝わってくるほどのイケメンスマイル。



「っ~!!」


そ、そんなぁぁぁぁーーー!!

< 67/ 353 >