ケータイ小説 野いちご

たくさんの好きをキミに

「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。はい、言いましたよ」

私の顔を見るなりきょとんとする桜也くん。


「んへへへ、ありがと~。いやぁ、改めて好きって言われると照れますな~」


今の私は史上最高に気の緩んだ顔をしているだろう。


「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き」

「んえ?また言ってくれるの?」

気に食わないと言ったような表情の桜也くんが再度"好き"と口にする。


「…次、小春さんが言ってください」

「え~私も?」

「はーやーくー」

「も~…」

しょうがないな~と言いながらベッドにうつ伏せで寝転んでいた身体を起こす。


「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き」

指を折り曲げて何回言ったか忘れないように数える。


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