ケータイ小説 野いちご

優秀ドクターと溺愛新婚生活〜結婚するなんて聞いてない!〜



作業台の上には、しまってあったはずのフライパンや鍋なども出ている。

それに、どこから出してきたのか分からないような、何に使うのかも分からないような機械もーー。



「あ、葵。洗剤ってどこにあるの?お皿洗うのに洗剤とスポンジを使うんだよね?」


「......」



洗剤なら、目の前にーー。だけどその前に。



「爽介さん、1つ確認なんですけど......」


「うん、なぁに?」


「今までの家事はどうしてたんですか?」



洗剤とスポンジを使うと確認してきたって事は、たぶん、お皿を洗ったことがないのだろう。


だけど、私が来た時この家はホコリひとつ無いくらい綺麗だった。

ご飯は外食が多かったみたいだけど、部屋は綺麗だったから、てっきり掃除もこまめにしているのだと思っていたけれど、この言い方だときっと違う。



「ん?それなら僕が仕事行ってる時にハウスキーパーさんが来てやってたはずだよ?葵が来てからは頼んでないけど、大変なら呼ぶよ?」



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