そして、後々この予想はドンピシャに当たったんだ。

「も、戻りました……」

「莉乃ちゃん、こちら、いまお付き合いしてる尊(ミコト)さんよ」

「神坂尊です、よろしく」

 にこにこ微笑んでくれた尊さん。

 イケメンの笑顔、恐るべし……。

「小倉莉乃でしゅっ……!!」

 ペコペコ頭を下げていれば、噛んでしまったことにあとから気が付いた。

 そして、尊さんがにこにこ微笑んでくれている中、他の美形さん達の視線がものすごく痛かった。

「あ、自己紹介してくれまず長男——」

「蓮」

「湊」

「留」

「樹」

「周」

「雅」

 1人1人、名前を順番に言ってった6人さん。

 わ、わぁ……カッコいい名前だなぁ……。

 そう思いながら、ペコペコとまた頭を下げた。

「でね、莉乃、私達、再婚をしたいのだけど……」

「お、お母さんが幸せならいいよ?」

「莉乃っ……!!」