その一言で、さっきの甘い出来事は、寝ぼけていたわけでも、夢だった訳でもない事を確信する。 そして、いたずらっぽく笑った爽介さんは、私と目線を合わせて、さらに爆弾を落とした。 「ということで、今日1日葵をちょうだい?」 「は、えっ?」 ちょうだい......?とはどういう意味だろう。 爽介さんは戸惑っている私を見ながら、さらに楽しそうに言葉を続けた。 「今日はたっぷり甘やかすから覚悟しててね」