フッ計算高い女。

まあ嫌いじゃないけど。

そのまま授業を受け、家へと帰る。

ガチャッ

『ただいま』

ってそうか、美紅いないんだ。

とてつもない孤独感に襲われる。

はあ…どうしろっていうんだよ。

メールや電話をしても出ない、どこにいるかもわかんねえのに。

…いいことを思いついた。

あした美紅の大学に行こう。

それでちゃんと話し合おう、そう決めた。