『え、?』
蓮「美咲に辛い想いさせてすまなかった」
『ちょっと待って。私、また裏切られるんじゃないの?』
私の発言にその場が凍る。
湊「え、なんで!?」
『だって…みんな拒絶してたから…私のことスパイだって思ったんでしょ?』
奏「たしかにそう思ったよ、一瞬ね。けど美咲ちゃんのこと信じてあげなくてどうするんだってすぐ気づいたよ」
あ…そうなんだ。

『私の方こそごめん。みんなに裏切られることが怖くて…ずっと避けてた』
春「美咲はわるくない!俺たちが変な疑いかけてごめんな?」
ううんと首を振る。
類「俺、美咲がいないなんて嫌なんだ。もう1回白龍に戻ってきてほしい」
奏「俺らだけじゃない。健たちもみんな、美咲が必要なんだ」
そう言われ、気づいたら涙が流れていた。

春「奏多!泣かせんなよ!」
奏「え、俺??」
春「お前しかいねーわ!」
漫才のような2人を見て、思わず笑ってしまった。
『アハハハッ』
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