ケータイ小説 野いちご

孤独なお姫様

隼「あれ〜?裏切り者じゃねえか」
今となったら、裏切り者というワードにはもう慣れた。
奏「そうゆう君たちのお姫様はいないみたいだね?」
あ、ほんとだ。そういえば樹にあった時、莉子ちゃんの様子が変と言ってたな…。
今いないのはなにか関係があったり?

樹「…ここ最近、莉子が倉庫にも来てねえんだ。連絡もない」
湊「ハッだからなんだっていうんだよ。俺らに関係なくね?」
優「そうじゃなくてさ〜もしかして、君たちが腹いせで莉子を隠したのかな〜って」
私たちを疑うってこと?
だからわざとルートを変えてまで来たってこと。
春「あのさ〜、俺らがそんなことすると思ってんのか?」
蒼「別に君らじゃなくて…さっきから黙ってる裏切り者だよ。お前が莉子に変な真似したんじゃないの?」
わたし…?どうしていつもなにもしないくせに、わたしを疑うかな。

蓮「おい、お前ら『いい加減にしてよ』
私の冷え切った声がその場に響く。

『自分たちで莉子ちゃんのこと調べようともしないで、私を真っ先に疑うんだね?
だから何度も言ってるじゃん。私はそんなことやってないって。ってかだいたい、なんの根拠があって私がやったってわかったの?…なんもないじゃん。あんたたちがやってることは汚いことっていつになったら気がつくの?』
言い終わるとその場が凍りついた空気になっていた。

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