ケータイ小説 野いちご

孤独なお姫様


先をみると、蓮がバイクを停めて待っていた。
やがて車がとまる。
奏「じゃあ美咲ちゃんは降りてね」
言われるがままに降りると、車は勢いよく発進し行ってしまった。
『あ、ちょっと奏多!』
呼び止めるが、どんどん小さくなる。

『…もう』
蓮「…乗れ」
ため息をつくと同時に、蓮がヘルメットを渡してくる。
『え?』
蓮「早く乗れ」
バイクに乗ったことを確認すると、バイクが発進した。
周りのバイクをすり抜け、1番先頭にくる。
湊「おー美咲!バイクどうだ!?」
『気持ちいいよ』
冬だから風が冷たい。けど心なしかあまり寒くはなかった。


しばらく走っていると、正面から別の族のバイクが走ってくる。
『…あれって…』
バイクに書かれた文字をみると、蘭龍と書かれている。
やっぱり会っちゃうよね。
けど、彼等はここは走るルートじゃないはず。…どうして?

キキッ
両グループのバイクが一定の距離を保って止まる。

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